小話

桂離宮

竹の雨とい

京都市の南西部,桂川の傍に位置します。
江戸時代・17世紀の初めから中頃までに、八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって造られたものです。総面積は付属地を含め約6万9千平方メートルで庭園部分は約5万8千平方メートルになります。日本庭園として最高の名園といわれています。
創建以来、火災にあうこともなく、当時の面影をほぼ其の侭に伝えています。
「桂離宮」と呼ばれるようになったのは、明治16年に宮内省所管となってからです。

この桂離宮の中に月波楼という建物があります。
月波楼(ゲッパロウ)には、「竹の雨樋」があります。
竹で出来た軒樋と竪樋。板材で出来た上合。直線と直線で作られた美しい樋です。
建物や周りの自然にも溶け込み、日本家屋とは美しいものだと気づかされます。
自然の素材で作られたエコな雨樋です。
産廃にならない、素晴らしい素材です。
現代の家屋を見慣れているので、軒から飛び出た軒樋は不思議なものです。

竹の雨樋が写ったフリー素材の月波楼の写真は見当たらなかったので画像は無しです。
見に行く機会がありましたら雨樋も見てみて下さい。
そして、雨樋がかっこよく写った写真を下さい。

↓ 宮内庁 皇居・京都御所・京都仙洞御所・桂離宮・修学院離宮 参観

桂離宮 についてのホームページ
この中に、月波楼もあります。写真にちらっと、雨樋も写っています。
(写真の雨樋は、背景によくなじんでいるので何処にあるのがわかりずらいです。)

↓ タニタハウジングウエア 雨のみちデザイン 名作探訪

千利休 待庵の下側に桂離宮の月波楼についての説明もあります。
集水器の絵もあるのでどういう構造になっているのかわかりやすいです。