小話

板金 と 鈑金

聞きかじった話になります

ばんきん屋には木編の板と金偏の鈑があります。
これの違いは見たままの漢字の通りです。

板 → 薄い木材の板
鈑 → 薄い金属の板

です。
薄くて平らな金属を加工しているのに何で木編の方の板を使っているかというと、当用漢字・常用漢字にないからです。ですので、鈑の字は、公文書で使用できません。
学校で習わなくなった為に、若い人は鈑の字が読めない人もいるらしいです。

社名は固有名詞で例外扱いをしてもらえますが、読めない人や公文書で使用できないことなどで板の字を使うことが増えていったようです。

なので昔ながらの職人や古くからの会社、金属を加工している事にこだわりのある人は鈑金の字を使っている人が多いようです。