小話

国宝茶室 妙喜庵 待庵

竹の雨とい

この茶室は、現存する千利休の遺構としては唯一のものです。

臨済宗東福寺派の末寺であり、室町時代の明応年間(1492年~1501年)の創建であります。
「妙喜庵」の寺号は、宋の大慧禅師の庵号からつけられたもので、連歌の祖である山崎宗鑑の隠棲地であると伝えられております。 

この茶室にも竹の雨樋が使われています。
竹の直線を生かして視線を遠くまでもっていくアクセントにも見えます。
竹の節を無くせばパイプになり、それを半分にすれば樋になる。
自然の恵みを生かした昔の人の知恵です。
使い終わったら、燃やしても有害物質は出ません。究極のエコ素材です。

場所は、京都府乙訓郡大山崎町竜光56になります。
参拝専用の寺院ではないので、要予約(1ヶ月前までに往復ハガキで)となり、
月曜日と水曜日及び12月20日以降翌年1月15日くらいまでは拝観できません。
人数制限もありますし、拝観料もかかります。(令和二年八月現在)
のできちんと確認してください。

著作権フリー画像の画像が見つけられなかったので、画像は無しです。
気になりましたら、予約を取って見に行ってみて下さい。

↓ 妙喜庵HP

プロフィールを除いていただくと寺の歴史の事などが知ることが出来ます。
下の方には拝観予約の事も書いてありますので、
電話などでお問い合わせをされる前にきちんと確認されることをお勧めします。

↓ タニタハウジングウエア 雨のみち 名作探訪

ここに「妙喜庵 待庵」の事が書いてあります。
写真ではないですが、待庵にかかっている樋の絵があります。
専門家の説明とともに風景を邪魔しない雨樋の日本家屋の美しさが見えてくるようです。